Human beingとHuman doing

近くのTake out 専門店のレジの横に「海の近く」というフリーペーパーが置いてあったので頂いてきた。理由は、表紙の笑顔が素敵だったから。家に持って帰って開くと、創刊5周年記念号ということで、湘南のカンパーニュの美味しいお店特集だった。近所のお気に入りのパン屋さんもそうなのだけど、パンを焼く人には笑顔の素敵な人が多いと思う。でも、それはなぜなのだろう。
 
そんなことを考えていたら、朝日新聞の人生相談コーナーに、面白い内容を見つけた。英語で人間を「Human being」というが、「Human doing」という言葉もあると、ある。

・「Human being」は、感情や欲求、価値観や生理的反応など、今ここにあるもの、否定しがたく存在しているものがベースとなっている。それがBeingとしての人間。
・「Human doing」は、能力や資格、肩書きや実績など、行為によって獲得したもの、積み上げたものがベースになっている。その総体がDoingとしての人間。
  
「将来」ばかりを見て「現在(いま)」を蔑ろにしてしまう。「やりたいこと」よりも「やるべきこと」を優先してしまう。期待や役割に順応するあまり感情や生理反応を抑圧してしまう。Doingばかりを追い求め、Beingとしての人間を置き去りにしたときに何が起こるのか…。
 
この文章を読んだ時に、改めて理解したことがある。GiFT partnersが提供するコーチングは、明らかにクライアントのBeingを扱っている。それは、彼らの「気持ち(どうしてそのことで感情が揺れたのか、なぜそう感じたのか)」「欲求(本当にやりたいことは何か)」「価値観(なぜ、そして、何を大切に経営を行っているのか)」「生理的反応(なぜ惹かれるのか、なぜ嫌なのか、なぜそう反応したのか)」を扱うこと。Doingに関しては、もともと得意なクライアントが多いこともあって、あまりテーマに上らない。少なくとも、GiFT partnersのクライアントはそうだ。
  
話を冒頭のパン屋さんに戻す。
 
フリーペーパーには、オーナー兼パン職人の方々のインタビューが掲載されていた。彼ら・彼女らに共通しているのは、美味しいパンを作ることが好き、自分のつくったパンを食べることが好き、そして、お客様に喜んでもらえることが好き、ということ。Beingに関係することばかり。そこにあるのはHappyの笑顔だ。もちろん、生きていくために、お店のオーナーとしてDoingも必要だろう。でも、Doing 一辺倒ではあの笑顔にはならない。自信満々のSuccessfulな笑顔は作れるかもしれないけれども。
 
もっともっとHappyな経営者とHappyな組織を増やしたい。