Message

経営という旅の同伴者であり、
最大の応援者であるのがコーチです。

株式会社GiFT partners
代表取締役/エグゼクティブ・コーチ

鈴木 大樹(たいじゅ)

経営者にこそ必要な
コーチング

経営者は往々にして孤独です。アドバイスをもらえる機会はたくさんあっても、本音を話せる機会は少なく、自分を客観的に見られなくなることがあります。日々意思決定を求められる経営者にとって、自分自身や物事を客観視することは不可欠な作業です。

コーチングは、完全なる自分だけの時間。ルールや枠組みに縛られず心の内側を素直に言葉にし、声に出すことで自己認識力が高まります。自分のコアの部分をきちんと把握できると、そこを拠り所にして判断、行動でき、意思決定がスムーズになります。

“Who are you?”
“Where are you going?”
“What do you want?”

ごく簡単に言うと、エグゼクティブ・コーチングとは、この3つを掘り下げていく作業と言えるでしょう。自己を見つめて掘り下げていった先に、「自分らしい経営のスタイル」「経営者として何をすべきか」が見つかり、シンプルな思考で経営と向き合えるようになります。

コーチの存在

GiFTパートナーズのコーチングの基本は、「対話」です。クライアントが話したいことを自由に話していただきます。今直面している課題、将来の展望、ご自身のこと、何でも構いません。考え、沈黙している時間もコーチングでは重要です。コーチは話の邪魔をせず、時々質問を投げかけ、課題や悩みに対して別のアプローチができないかを促します。

アドバイスやジャッジメントはしません。常にクライアントと同じ目線で向き合い、問題を多角的に捉えられるように、クライアントの視点を増やす、あるいは柔らかくすることがコーチの役目だと考えています。

コーチは、クライアントの状態を客観的に定点観測し、気づいたことをフィードバックし、時に別の道を示唆する、もう一人のクライアント自身のような存在です。

コーチングの実績

心を開いて話していただくためには、コーチとしての私の背景を紹介する必要があるでしょう。

私はこれまで、銀行員時代に学んだこと、ビジネススクールで学んだことを礎に、経営コンサルティングの仕事をしてきました。そこでは主に企業のミッション、理念を作り、それを軸に組織風土の変革を行いました。

しかし、組織風土を変えるには、組織の中の社員同士で交わされる会話の流れと質を変えることが何より重要であることに気づき、個々のコミュニケーションに直接アプローチするコーチングの世界に入りました。世界最大規模のコーチングファーム、コーチAにて5年間で100人以上の経営者層への1on1コーチング、1万5千人以上の管理職層へのコーチング・トレーニングに携わりました。コーチとして充実したキャリアを歩んでいましたが、1on1の世界をより究めるべく、アメリカの大学院への進学を決意しました。

良き鏡を目指して

アメリカの大学院で臨床心理学の修士号を修得後、約2年間かけて世界を旅しました。各国で現地の人や、あらゆる国の旅行者と出会い、多くのことを語り合い、生まれて初めて見る美しい景色をたくさん目にしました。しかし、それ以上に価値があったと思うのは、しばしば訪れる旅の孤独の中で、様々な自問自答を繰り返し、自分自身の内面と対峙し、自己を深める貴重な時間を得たことです。

旅先での記憶として心に刻まれていることのひとつは、「人を愛するとはどういうことか」との問いに、自然と「その人と毎日出会うことだ」という答えが浮かんだことです。クライアントとの毎回のセッションはもちろん、家族と毎日顔を合わせることも、気心が知れた間柄でも、毎回、初めて出会うような気持ちで接することが人を愛することなのだと思い至りました。

「良い鏡になりなさい」とはアメリカの大学院でプロフェッサーからよく言われた言葉です。そのために、「自分自身を多様な角度から出来るだけ深く掘り下げなさい」とも。「かがみ」には、鏡や鑑などいろいろな意味があります。私は、これまでの様々な経験と知識を活かし、クライアントの人生全体と向き合い、その方の「良き鏡・鑑」となるようなコーチングを提供してまいります。

Profile

鈴木 大樹Taiju Suzuki

慶応義塾大学大学院経営管理科修士課程修了(MBA)
California Institute of Integral Studies(CIIS)臨床心理学修士課程修了
東京銀行、アクセンチュアなどを経て、日本最大のコーチングファームであるコーチAへ。エグゼクティブ・コーチングやコーチング研修を数多く手がける。“1on1の世界”をさらに究めるべく渡米し、臨床心理学(カウンセリングサイコロジー)を学ぶ。その後、約2年間をかけて世界を一周する。それらの経験を踏まえて、上場企業やベンチャー企業の創業者をメインに、経営者のリーダーシップの旅をサポートしている。