GiFT monologue-4「コーチングにおけるリフレクションの重要さ(デュアル・リフレクション)」

コーチングを通しての成長の鍵の一つはリフレクションにあります。リフレクションとは「振り返り」ですが、GiFTパートナーズではリフレクションを、「過去の経験や学びを単になぞること」ではなく、①「自分を客観的に見つめること」②「いま自分が真に感じていることを言語化すること」③「過去の経験や学びから、更に新たな学びを引き出すこと」④「自分の感情と対峙し、洞察を深めること」の4つの意味を込めています。

実際のコーチングにおいては、セッションの中で「コーチとのダイアログを通して自分を振り返ること」。そして、セッションが終わって一人の時間に「ログを読みながら自分を振り返ること」、以上の2つです。目指すところは、クライアントが日々の経営の中で立ち止まり、常に自らリフレクトする(振り返る)時間を持つこと、それが習慣化されることです。つまり、GiFTパートナーズでは、コーチングの究極のゴールのひとつは「クライアントが“リフレクティブ”なあり方を手に入れること(それによって、状況を的確に判断し、自ら軌道修正を図り、目的地に向けて航海を続けていく力を養うこと)にある」と考えています。

以上のような考え方のもと、GiFTパートナーズはログを非常に大切にしています。セッション後、2日間以内にクライアントに送るようにしています。

コーチとの対話の中で自分を見つめる機会を持つだけでなく、ログという形で再度自分を見直す。そのことによって、もう一度、あの時間と向き合う。そして、その時点の新たな自分の感じ方を使って、そこに新たな学びを作り出す。新たな自分を発見する。GiFTパートナーズではそれを「デュアル・リフレクション」と呼んでいます。コーチングを最大限に活用しているクライアントは、デュアル(二重)に、トリプル(三重)に、クアッド(四重)に、間違いなくログを何度も活用しています。