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新聞情報

「新聞」は、目新しい媒体ではない。そこに“特別”な情報が載っているわけでもない。そもそも、そこにあるような情報はWEB上でタイムリーに手に入るから、わざわざ新聞でなくてもよい。

その通り、と僕も思っている。

ところが、先日、ある雑誌で数学者の藤原正彦さんが、「WEB上の情報」と「新聞」と「本」の関係(情報と知識と教養の関係)について興味深いことを書いていた。それを見てから、新聞の役割を少し見直している。

彼の書いていた趣旨は、だいたい以下のようになる。

「現代の人々は、インターネットで断片的な情報を手に入れている。しかし、ウェブサイト上にある99.99%は雑多なクズ情報。それらの情報をきちんと選択し、整理したのが知識。これを獲得するには、雑誌や新聞を読まないと無理。しかし、知識だけでは本当の力にはなりえない。それを使いこなすには、本を読んで教養のレベルまで高めなければいけない。では、なぜ教養なのか。教養を持つことが大局観を持つための唯一の手段だから。大局観とは玉石混合の情報から本物の情報を選び取る能力のこと。これが無いと的確な選択は出来ない」

もしかしたら、これも特に目新しい内容では無いのかもしれない。

僕のクライアントの多くも、日本経済新聞を購読していると思う。そして、その多くは、こう感じているのではないか。

「そこに、特別な“情報”はない」。

実際は、購読していても読めていない。
いや、忙しいから、目は通すけど丁寧に読む時間がない、というのが本当のところだと思う。自分もそうだったから。

話は少し逸れるけど、ずっと昔、30年ぐらい前、株式投資が未だ一般的じゃない頃に、こんな趣旨のことを書いている記事をよく見かけた。

「株式投資でだいぶ儲けていらっしゃいますが、どこで特別な情報を仕入れていらっしゃるのですか?」
「特別な情報はありません。毎日、新聞を隅から隅まで読むだけです」

教養ある人が読めば、新聞は貴重な“情報”の宝庫、ということか。

いま、僕は鎌倉に移住をして、少しずつライフスタイルをシフトさせている。夜の飲み会はできるだけ減らして、朝早く起きて、自分の時間を作る。日本経済新聞を紙媒体で再購読して、丁寧に、なるべく隅々まで目を通すように心がけている。クライアントの顔を思い浮かべながら目を通して、ピンときたものは、旧いやり方なのだけど、サッと写真で撮ってその場ですぐに送る。

日本経済新聞は、多くの人が購読しているから、そんなことしてもありがたみは薄いと思われそうだけど…、意外に感謝をされる。

もちろん、本当のところは、どうかわからない。もしかしたら、送った記事の内容以上に、いつも頭の隅に、自分のこと・会社のことを置いておいてくれてありがとう、的な意味合いなのかもしれない。

個人としては、手間がかかるけど、ピンときた記事、テーマを追いかけている記事を切り貼りして、一定期間の中で記事同士の関連付けを行って、一つの出来事を多面的に捉えてみようと心がけている。

しばらくは、“読み解く自分自身”も観察しながら、続けてみようと思う。